アルプスの少女ハイジの産みの親!ヨハンナスピリってどんな作家?

フランクフルトで出会ったクララ!お金持ちの娘にしては心優しい

8歳になったハイジが学校へも教会へも行っていないことを村人から聞いた叔母のデーテは、フランクフルトの大金持ちの遊び相手として、ハイジを連れて行く計画を立てていました。
おんじは3年ぶりに急に現れたデーテに、決してハイジは連れて行かせないと強く出ます。しかし、デーテはフランクフルトに行けば、お土産を持って帰れると嘘をついて、ハイジを行く気にさせてしまいます。
マイエンフェルトで、デーテに騙されたことに気づいたハイジは、無理矢理汽車に乗せられてしまい、そのままフランクフルトへ向かいました。急に大都会フランクフルトに来て、ハイジの胸は寂しさと不安で胸が押しつぶされそうになりました。
フランクフルトの大金持ちの屋敷にやってきたハイジは、そこで大富豪の娘、クララと出会います。クララは生まれつき体が弱く、歩けないので車いすの生活をしていたのです。
外出できないクララは一日中家の中で過ごすことが多く、学校にも通わないで、家庭教師を呼んで勉強をしていました。クララは一目見た時からハイジを気に入り、すぐに仲良くなります。
ハイジは歩けないクララをひとりぽっちには出来ないと、山へ帰ることを我慢してフランクフルトに留まる決心をします。ハイジにとって大都会の生活は戸惑いと不安の連続でした。でもクララは優しくハイジに接して、親切にしてくれました。
クララは、幼いころに母と死に別れ、父は貿易商の仕事でパリに滞在しており、殆ど不在が多いので、両親の愛情には恵まれていません。それに大人(執事や召使)に頼ってばかりの生活をしているので、多少わがままな所もあります。ですから自分から何かを実行するということは一切出来ません。
ですがハイジがフランクフルトに来たお蔭で、クララも段々と変化が見え始めてきました。それはハイジが話す山の自然や動物たちのことに大変興味を持ち、ハイジがいつかクララのためにアルプスの山を見せたいと提案すると、とても嬉しく思いました。
それからハイジが教会でもらった子猫を内緒で2人で飼うようにするなど、クララはどんどんハイジに影響されていきます。結局子猫は捨てられる結果になってしまいましたが。
ハイジが来る前は、クララにとって1日がとても長く感じて、退屈で仕方がありませんでした。でもハイジと友達になれて、彼女は退屈することがなくなり、ますますハイジを好きになっていくのです。
でもクララが一番不安に思うのは、ハイジが山のことばかり考えて、突然自分の前から消えてしまうのではないかということでした。ハイジが都会の生活に馴染めず、辛くて泣いてるときには、クララは優しくハイジを慰めます。
大金持ちの子供にしては、クララはとっても優しい女の子です。大金持ちの子供と言うのは、わがままで鼻持ちならないってイメージがあるのですが、クララは違います。初めて自分にも友達が出来る!ということで出会ったハイジに何かと気を使い、いつも優しく話したり、時には笑ったりと本当に心から友達が出来たことを喜んでいます。
そういう点ではクララは全然不平不満を言っていません。
父のゼーゼマンが帰宅した時には、クララはいかに自分とハイジは仲がいいことをアピールします。そんな娘の言葉にゼーゼマンも「クララはハイジが好きなんだね?」と察します。さすがに父親、ちゃんと娘の本心を見抜いています!
ところでクララの住むゼーゼマン邸は、フランクフルトのゲーテの生家(ゲーテハウス)がモデルになっています。実際にドイツに行ってみますと、アニメのゼーゼマン邸にソックリなお屋敷・ゲーテハウスが建っています。
一目見ただけで、「クララの家だ!」と分かります。