ヨハンナ40代の転機!本格的な小説の執筆を開始させた!

31歳になったヨハンナは、夫と息子と共に、ブレーマーハウスに引っ越しをして新しい生活をスタートさせました。息子も徐々に成長していき、夫もますます多忙になっていきました。
30代の彼女は夫を支えるため、1日の殆どを主婦業で終わっていました。小説を書く暇など全然なかったのです。
そして夫はチューリッヒ市官房長となりました。この時ヨハンナは32歳になっていました。一人息子と3人家族で、ヨハンナの生まれ故郷にて過ごす運びとなりました。夫は市官房長だけでなく、チューリッヒの専属顧問弁護士の仕事もするようになりました。
とにかく30代のヨハンナは忙しくなった夫を支えながら、一人息子の育児や家事に追われていて、暫くは専業主婦となっていました。
やがてヨハンナに転機が訪れます。夫がチューリッヒ市長書記となり、彼女はその市長書記夫人として、家族3人クラッツ地区の官舎に引っ越して住み始めます。すでに彼女は41歳になっていました。
一人息子もかなり大きくなり、専業主婦の時間を持て余すようになったヨハンナは、友人に手紙を書き始めました。何枚も何枚も自分の思いを込めて書き綴りました。
その友人は誰かは分かりませんが、ヨハンナの手紙の内容を読んだブレーメンの牧師に小説家としての才能があると見出されます。そこで牧師は、ヨハンナに戦争犠牲者のための義援金に関する小説を是非書いてほしいと申し出ます。
これがきっかけで、ヨハンナは本格的な小説家として、執筆活動を開始させました。最初は匿名で作品を出すことが多く、40代で彼女は色々書いた作品を本として出版させることが多くなりました。
つまり、41歳でヨハンナは小説家デビューしたのです。今までの専業主婦の生活から一変し、彼女はどんどん小説を書くようになりました。
デビュー作品からもうすでにヨハンナの作品は、人気が出始め、その後も彼女は匿名のままで書いた小説の本の出版まで増やしていきました。
まさにヨハンナの小説家としての花が見事に開いたのです!しかし匿名にしてた理由は何だったのかは申し訳ないのですが、分かりません。でも次から次へと素晴らしい作品を出し続けた彼女は、この40代こそ一番輝いていた時でもあったのです。
一人息子の子育てもひと段落し、夫の仕事も順調で、ヨハンナの小説家人生は順調に進んでいきました。
読者をすぐに引き付ける内容を描き続け、ヒット作を生み出した彼女は、小さい頃詩を書いていた才能がまさしく活かされたと言えます。
人間の才能って何処でどんな形で花開くか、予想は付きませんが、これだけ世の中に貢献出来る作品が書ける人っていうのはそんなにいないのではないでしょうか?
一体ヨハンナはこの頃どんな内容の小説を書いていたのでしょうか?やはり彼女自身が体験したものの内容が多いのでしょうか?具体的な作品内容は別の形でご紹介しましょう。
どんな小説内容か、アナタも気になりませんか?